2021年10月31日
日曜美術館(Eテレ)
『北の息吹を刻む~絵本作家 手島圭三郎 最終作へ~』

北海道の大自然をテーマに描かれたダイナミックな木版画の絵本作家 手島圭三郎氏(85)
2021年4月9日に、40作目の『きたきつねとはるのいのち』が発売された
最終作となるこの作品の創作現場に密着したドキュメンタリー

ラフ図から一枚の版画に仕上がるまでの工程を見る事ができ、とても興味深かった
彫刻刀のすべる音、バレンで刷る音、刷りを重ねて一枚の絵になるすべてが手作業
原画が並ぶ様は圧巻だった
その窓の向こうの景色と一体化して、全てが自然だった
『え』も『ぶんしょう』も、月日をかけ校正を重ね研ぎ澄まされて、作家の想いの詰まった『一冊』になる
このデジタル社会に
『手』は必要だし『手』は温かい、改めて感じました
朝から好きな物と出会えると、充実感で満たされた一日でした